ルイヴィトン 買取の「裏ワザ」って?
株価が1000円を割ってしまう確率が高ければ高いほどオプションプレミアムは高くなる。
したがって、消費者は元本損失の確率が高ければ高いほど高い利率を得ることになる。
しかし、この点をまったく認識することなく購入してしまう消費者が大部分だ。
くれぐれも見た目の高い利率に惑わされてはいけないということだ。
なお、アレンジャーたる証券会社はプレミアムの中から、自らが受け取る手数料(アレンジャー手数料)を抜いており、消費者はリスクに見合ったプレミアムを受け取っていない可能性が高いことも注意を要する点だ。
EBの例にみられるように、オプションを組み込んだ金融商品は、そのほとんどがリスクを消費者に転嫁することによって、一見高利回りに見せかける仕組みのものが多く、消費者にとってメリットなどほとんどない。
債券投資をするのであれば、消費者にとってリスクの理解できるものに投資することが賢明である。
たとえば、単純な債券、すなわち普通社債のような金融商品であれば、リスクとして認識すべきは信用リスク(デフォルト・リスク)や流動性リスク(債券が売れないかもしれないリスク)であり、かようなリスクであれば一般消費者でも理解可能であろう。
また、外貨建ての普通社債であれば、上記2つのリスクに為替リスク(為替レートの変動による元本変動リスク)が加わるということも、それほど理解の難しいことではないであろう。
為替レートの変動が不安だというのであれば、外貨建ての社債を購入しなければよいだけの話である。
オプションのプレミアムを用いた高利回り商品は債券だけではない。
21世紀に入って銀行が提供する預金に「満期日繰上特約付き定期預金」(「特約付き預金」とも言う)という名前の商品が登場した。
これも仕組み債同様、表面的な高利回りを謳い文句にしている。
このように多様な高利回り(高金利)商品が登場してきた背景には、銀行の提供する預金金利が低いことが指摘できる。
日本銀行の「定期預金の預入期間別平均金利」によれば、3年定期の預金金利は1998年6月で0.55%、2008年6月で0.60%となっており、この10年間において1%を超えたことは一度もない。
消費者にとって銀行預金は、金利面で魅力のある金融商品ではなくなったのである。
低金利状態が継続する状況の中で、なんとかして消費者の関心を引きつけたいという金融機関側の戦略が、このような高利回りの金融商品の提供につながったと言えるであろう。
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